GWのせいか「お土産について書いているページ」にアクセスが増えており驚きました。

そこで急遽、「函館土産ならここを見よ!」ぐらいにお土産について今までの経験を語ってみたいと思います。

① ばらまき土産(大勢編)
私個人の意見というよりも、これは配ってからの反響の結果です。

1位 白い恋人
2位 トラピストクッキー
3位 ありません【強いて言うならHORIのメロンゼリー

理由(体験談)
年に数回帰ります。今、ザッと計算してみたところ少なくとも76回は帰っていました。

となると、いくらなんでも毎回同じお土産にはしたくなくなるというものです。そこでいろいろお土産というもので冒険してみてました。

貰う方に「北海道=◯◯(定番)」ではなくて珍しいものをもらって驚き、喜び合いたい。と思っていたからです。

でもこの80回近い帰省の中で体験したことは、お土産=定番が一番喜ばれる。という結果でした。考えてみると、定番が定番になったのは、それだけ美味しいということなのでしょう。

いろいろ研究してもう一つわかったことは、どうも、世の中には「北海道のお土産=白い恋人」という思い込みがあって、よって、北海道に誰かが行くと、「白い恋人」が貰える!という期待があるようです。そこで白い恋人じゃないものを渡すと、何かがっかり感があるというか、悪い時はケチられたと思われるような、そんな空気が広がります。

対象者:あらゆる年齢層がそうです。私が定期的に配っているのは2ヶ所で、一つはアラサー多めの専門学校と、もう一つは高尚な趣味のサークルで60代70代のシニア層。ちなみに自分はそのどちらでもない年齢層なのですが(笑)夫の方は20代〜40代の男女半々の会社にです。つまりはあらゆる年齢層です。どの年齢層にもなのですが、特に女性は「白い恋人」です。私としては白い恋人はもう飽きた。きのとや(この1年のマイブーム:詳細は後述)の方が食べたい!と思うのですが受け取る側のニーズがそうなのですから仕方ないです。(↓もう少し詳しく↓)

東京に戻りバッグから「白い恋人」を取り出し開けると「わ〜!」と歓声が上がります。これは年齢層関係なくです。「白い恋人だ〜!」と続きます。「白い恋人」以外の時にはこの歓声は聞けません。しかも皆さん、食べ慣れているようで「白い方をくれ!」と言います。意味は、「白い恋人には間に挟まっているクリームが白いのと黒いのとがある」のですが、黒いのは人気がないのです(笑)
↑紺色のが白いクリームで、白いパッケージの方が黒いクリームです。白が黒で紺が白なので皆の間でやや混乱が起こります。(白(いクリーム)はどっちだ?!白い方をくれ!みたいな。)

こちらとしては良かれと思って2種類入っているのをわざわざ買ってきているのですが、その一件以来、白一種類に決めました。
(白クリームのみ↓)


ところがこれに対抗できるのが「トラピストクッキー」です。

ちなみに「白い恋人」は北海道銘菓で本社は札幌。「トラピストクッキー」は函館の(正確には北斗市ですが)修道院が作っている函館銘菓です。

ちなみのちなみに函館には修道院が2つあって、クッキーも2種類。ここで言っているのは男子修道院が作っているトラピストクッキーのことです。店頭にはこちらしかないのでまず間違えないとは思います。
「トラピストクッキー」は、出した時に「わ〜!」という歓声はありません。見た目、地味ですからね。ところがこれが、次に会った時に「この前もらったクッキー美味しかった。」と感想がもらえるのです。覚えていてわざわざ言って来てくれるということは、よほど美味しいということですよね。そうなんですよね。このクッキー、ちょっと他では味わえない味がするのです。子供の頃から食べ慣れている私でさえ、たまに無性に食べたくなる時があります。ジュワッととける素朴な甘さ。その作り方は修道院の秘密でしょう。

最後に「メロンゼリー」の体験談ですが、義実家へのお土産として一度この「メロンゼリー」を持って行ったことがあったのですが、よほど美味しかったのか、次に行った時に義母がお取り寄せをしていました。もっと食べたい!また食べたい!自分で買ってでも食べたい!と思ったからお取り寄せしたんですよね?

ちなみにこの「メロンゼリー」はHORIの「メロンゼリー」で、それも定番(元祖)のものに限ると思います。メロンゼリーもよく配るのですが、一度これも良かれと思ってプレミアムを買って帰ったことがあったのですが「味が違う!」とあまり喜ばれませんでした。

下の写真の一番左のブドウの入ったのも喜ばれませんでした。北海道のメロンゼリー=こういうものというこれもやはり期待を裏切ってしまったのでしょうね。
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メロンゼリーは個人的にはとても好きです。まるで本物の夕張メロンを食べているかのような味と食感。一口サイズもありますし、夏はいいんじゃないかと思います。(注)しかし一口サイズは食べたあとのゴミ処理や、手のベトベト感がありますので、ばらまいたあとは持ち帰りでお願いしたいものです。その辺をご了承ください。

他に「ロイズのチョコレート」もめちゃくちゃ美味しくて価格も安く(20個入り800円くらい)あげると喜ばれて、まずはずさないのですが、これには少し問題があるのです。それは①溶ける可能性がある。②生チョコを大勢で時間差ありながらつつくのを嫌がる人がいる。というわけです。親しい方へのご自宅への手土産ならOKです。というわけで、「ロイズのチョコレート」はBest3から外させてもらいました。

② ばらまき土産(300円編)
これも配ってみての結果からのおススメです。

1位 あじさいラーメン
2位 各社スープカレーの素
3位 石屋製菓の「美冬」(←これだけ個人意見)

理由(体験談)
夫が会社のチームメイト用に大勢用とは別に、1人300円ぐらいで3人の人にお土産を持ち帰っています。対象は30代男女です。

前に「300円土産」について書いたページで、石屋製菓の「美冬」や六花亭のチョコレートを紹介していますが、何度か持って帰っての傾向としては、チョコレートよりもラーメンの方が喜ばれるようです。函館といえば塩ラーメン。「あじさい」はテレビや雑誌の取材も多々のお店で有名です。(詳しくは「こちら」のページで)
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(夫談)チョコレートはありきたりみたいなんだよね。最初のうちチョコレートをあげてた人も次からはラーメンをリクエストして来るんだ。考えてみれば300円でラーメン1食って少し高級な感じもするんじゃない?とのことです。

私としては300円土産なら断然「美冬」をおススメしますが、「美冬」をあげた人にそう言われたのでは仕方ないですね。そういう意味では私も自宅用に「ソラチのスープカレー」を必ず買って帰ります。北海道でしか売っていない「ここで買わなきゃ食べられない味」なので、どうしても買ってしまいます。
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まあ、チョコレートやお菓子は東京でも似たようなのが食べられますものね。しょっちゅう配る人には変わりどころでこういったものもいいのかもしれません。そういう意味では「レーモンさんのソーセージ」(1袋540円くらい)も毎度買って帰ります。「レーモンさんのソーセージ」とは函館の自称「胃袋の宣教師」故カール・レイモンの作るソーセージのことです。
どれも空港で買えます。
ただし!これは料理をする人というのが前提です!無理ならサクッとチョコレートにしましょう!(以上、「美冬」や「ラーメン」に関する詳細は「こちら」もご覧ください。)

③ ばらまき土産(150円編)

1人100円くらいかけて小さなグループに渡すのにいいものを挙げます。このカテゴリーは今探求中のテーマです。候補としては・・・

◆きのとや「北海道 焼きチーズ」
◆きのとや「黒千石のカラメルパイ」
◆セイコーマート(コンビニ)の「メロンミルクキャンディ」
◆「まつ笠」のラーメン 

個人的にいいと思うのは、最近見つけた「きのとや」さんの「北海道焼きチーズ」(2枚入172円)が美味しいですね。→「レポはこちら
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同じく「きのとや」さんの「黒千石のカラメルパイ」もかなり美味しい!(3枚入302円、バラ売り1枚86円) →「レポはこちら
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あとはコンビニ商品ですが、セコマ(北海道のコンビニチェーン・セイコーマート)のメロンシリーズで「北海道メロンミルクキャンディ」(158円)もけっこう美味しい。おススメです。
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(↑セコマのメロンシリーズ)

他に、函館ラーメンシリーズで「まつ笠」のラーメン(180円)もいいかもしれません。「まつ笠」は地元では人気のラーメン屋です。
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ですがこれも何度も行っている人間がいいと思うものですからねえ。本当のところは、もしかしたら「六花亭」のばら売りコーナー(詳しくは後述)で予算のものを選んだ方がいいかもしれませんね。「六花亭」のばら売りコーナーでは「マルセイのバターサンド」でさえ100円代ですから。
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とにかく、定番=外しません​!

そしてそんな自分としてはいいと思って買ってきて、思いっきりはずしたのは、「北海道キャラメルシリーズ」です。
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6人くらいのグループにいろんな種類を買って「好きなの選んで」と広げたら面白いかと思い、買って来たのですが「味がまずくて」不評(苦笑)ちなみに30代前半〜40代前半の女性グループでした。1人なんて「私の◯◯ちゃんにあげるよ。」ですヨ(泣)

ちなみに買ったのは「とうもろこし」「夕張メロン」「北海道バターキャラメル」「北海道牛乳キャラメル」「ハスカップ」「北海道ビール」と、ビール味以外いたって普通と思うのですが、所詮はキャラメル。

よくネットで見かけるジンギスカンキャラメルなんて、ウケ狙いとか、話題作りとか言われていますが、実際の本音のところはどうなんでしょうね。良かれと思って買って来て、バッグから取り出した時の反応を私は目ざとく見ています😅

もしかしたらもう少し若い10代〜20代の男性を含むグループだったら、もうちょっとはいい反応が期待できたかもしれないですが。いや、どうかな〜 

やはりお土産はもらって嬉しいという基準から「美味しい」ものが喜ばれるのではないでしょうか?!特に北海道の場合は期待が大きいです。それがこの数十回に渡る帰省のリサーチ結果でした!

同じ理由で、よくネット上で「北海道のばらまき土産に最適」とかいうフレーズで北海道限定「白いブラックサンダー」などがあげられていますが、どうかな〜 特にメロン味は(ここだけの話)最悪かも(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾(ごめんなさい「ユ〜ラク」さん。黒のブラックサンダーは大好きで、しょっちゅう食べてますm(._.)m)→「レポはこちら

④ これだけ経験しておきながら、反響無視で、いまだ「これ、いいと思うんだけどな〜」と、しつこく思っている個人的なおススメ土産(笑)をまとめると

◆きのとや「黒千石のカラメルパイ」
◆きのとや「北海道 焼きチーズ」
◆HORI「メロンゼリー」
◆六花亭の詰め合わせ(★)

★「六花亭」と言えば北海道を代表する有名銘菓。五稜郭公園沿いにある「六花亭」ではそのお菓子がバラ売りで買えるのです。詳しくは別記事を→ 「六花亭五稜郭公園店」「六花亭札幌本店

⑤ 最後に「もし自分用にお土産を買うなら何を買う?!」と考えてみました。

夫は少し考えて、北見の「ハッカ飴」を出しました。

北見のハッカ飴は昔ながらの製法で作られた混じりけなしの純粋なハッカ飴。少し高い(1袋400円ぐらい)ですが、とても優しい味がします。いわゆる「のど飴」の刺激が強すぎて苦手な人も食べられるハッカ飴です。
 
私はすかさず「ソラチのスープカレー」と「レーモンのソーセージ」を挙げましたが、よくよく考えて、そうね。思い出の一品だったら「写真を撮りに行くかな!」と思いました!写真とは変身衣装館のことです。ずいぶん長くなりましたので、気になる方はこちらの記事をご覧下さい→ 「大正浪漫の街函館の変身衣装館

ーまとめー
このページを見てくださっているということは何か新しいもの、珍しいものを求めてという方もいらっしゃるかもしれません。そのような方に「定番が一番!」という答えは何か役立たずの一面もあるということは重々承知のことなのですが、何が喜ばれるかというリサーチ結果としては・・・
《 函館土産ならこの3つ!》
1に「白い恋人」2に「トラピストクッキー」3、4がなくて5に「HORIのメロンゼリー」といったところでしょうか!

皆さまの旅行の思い出に、少しでもお役に立てればと思います。
どうぞ良いご旅行を!